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 ところで、僕が今まで読んだ中でいちばん感動したスタージョン作品は、中村融編のアンソロジー『20世紀SF〈2〉1950年代 初めの終わり』(河出文庫)に収録されている「たとえ世界を失っても」。SFにしかありえないロマンチシズム、SFでしか描き得ない哀しみを湛えた、究極の恋愛小説である。かつて短編集『一角獣・多角獣』(早川書房)の日本版からは削除されたといういわくつきの作品で、同書の再刊版にもやはり収録されていないようだから、邦訳で読めるのは上記アンソロジーだけのようだ。
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